工場長が、12月6日に撮影した新工場の建設現場の動画を 社内の共有サーバーにアップロードしてくれていました。
最近はドローン撮影の腕もどんどん上がっていて、 今回の映像も非常に安定しており、とても見応えがあります。
特に、快晴に恵まれた奈良盆地の風景が360度広がる空撮シーンは圧巻で、 新工場の姿だけでなく、周囲の雄大な景色も一望できます。
ぜひ最後までご覧いただき、この場所がどのように完成へ向かっていくのかを 一緒に感じていただければ嬉しいです。
明日の朝一番で奈良工場へ向かうため、今日は大阪・上本町のホテルにチェックインしました。
本来であれば、明日の早朝に出発して日帰りすることも考えましたが、 最近は中国の観光客が減った影響なのか、また万博後の反動なのか、 大阪のビジネスホテルの価格もようやく以前の水準に戻ってきたように感じます。
せっかくなので、今回は無理をせず前泊して、少し体をラクにしてから明日に臨むことにしました。
明日は、賞与の明細をお渡しし、 工場スタッフと西日本エリアのスタッフ全員と面談をさせていただく予定です。
一年の締めくくりとして、直接顔を合わせながら話ができることを楽しみにしています。
11月15日に奈良県天理市で開催された「コットンサミット」で、三笠が行った活動発表の映像が、YouTubeにアップロードされていました。
今回の動画では、工場長が三笠の取り組む 「めんかちゃんプロジェクト」への想いと、その背景にあるストーリーを とても丁寧に、そして熱く語ってくれています。
奈良の綿花栽培を現代に蘇らせ、 子どもたちや地域の方々と一緒に未来へつなぐ取り組みが、 どのようにスタートし、どこへ向かっていくのか—— その核心がよくわかる内容になっています。
三笠がなぜこのプロジェクトを大切にしているのか。
そして、この活動が新工場を中心にどんな未来を描いていくのか。 とても分かりやすくまとめられていますので、 ぜひご覧いただけると嬉しいです。
昨日は奈良工場と西日本営業所で、 そして本日は本社と物流センターのスタッフの皆さんと面接をさせていただきました。
今後の三笠に活かせる貴重な意見を聞かせてくれたり、 今感じている問題点や改善してほしい点を話してくれたりと、 とても有意義な時間になりました。
いただいた声は、決してそのままにせず、 各事業所の場長とも相談しながら、 改善できることから順にしっかり取り組んでいきます。
現場で働くスタッフの声こそ、 会社をより良い方向へ導く一番のヒントです。
今回いただいた意見を、これからの三笠の力に変えていきたいと思います。
そして、東西南北の写真を撮って暫く景色に見惚れてベンチに座っていました。
すると最後の写真の地平線に沈む夕日!肉眼で見ると本当に素晴らしかったです。
歩いて天安門に戻り、そこから地下鉄で4駅先の日航ホテルまでまたまた歩き
今日は2万歩オーバーで、さすがに疲れました。
3日間のロンドン滞在では、様々な経験と思い出を残すことができました。
初日は、市場調査で、専門店や百貨店を回り日本の靴下会社の店舗も見学できました。
2日目の朝は、曇り空のハイドパークを半周しながらバッキンガム宮殿を目指し、その後ピカデリーサーカスへと向かいました。
薄暗い街並みの中、クリスマスのイルミネーションが輝き、心が温かくなるひとときでした。
その後、問い合わせと頂いていたお客様と市内のホテル内のカフェで商談を行いました。
和やかな雰囲気の中、朝食を取りながら話が進み、相手の方とも良い信頼関係を築けたと感じています。
来月には奈良工場への訪問が決まりましたので、今回のご縁をぜひ取引に繋げていきたいと思っています。
商談後には、お相手にご馳走までしていただき、恐縮ながら感謝の気持ちでいっぱいです。

こうしてロンドンでのスケジュールを無事に終え、次の目的地であるミュンヘンへ向かいます。
ロンドンの街並みやクリスマスの雰囲気を楽しむとともに、実りあるビジネスの時間を過ごせたことに感謝しています。
次の地でも、素晴らしい出会いと成果を目指して取り組んでまいります。
7月5日に上海新国際博覧中心にて開催されたアジア最大級のスポーツ見本市「ISPO SHANGHAI」に行ってきました。
今回の出張での一番の目的は、JETRO(日本貿易振興機構)によるジャパン・パビリオンブースの視察です。
三笠は上海パートナー(代理商)による出展で、実際にその様子を撮影し、三笠のYouTubeチャンネルにも公開しました。
上海現地のISPOの雰囲気やJETROのISPO上海の取り組みがよくわかる内容になっていますので、ぜひご覧ください。
特に、中国国内向け販売に関心のある企業の方にとっては、非常に参考になる内容かと思います。
JETROのジャパン・パビリオンは基本的に無料で出展できる支援制度なのですが、出展にあたっては、事前にJETROが運営するBtoBマッチングサイト「JAPAN STREET(ジャパンストリート)」への商品登録が必須となっています。
国の支援を受けながら、中国市場にチャレンジできる貴重な機会です。
今回の上海出張では、話題の新スポット「南京西路」のスターバックス リザーブ ロースタリーのすぐ前にできた、船の形をしたルイ・ヴィトンの建物を見に行ってきました。
ちょうど1年前、このスターバックスを訪れた時は、まだ何もなかった場所に、まるで突然現れたようなゴージャスな建築物が…。
そのあまりの変貌ぶりに、思わず「えっ、ここにこんなものが!?」と声が出るほど驚きました。
建物の中には、ルイ・ヴィトンの店舗やレストランが入っているとのこと。
上海スタッフに調べてもらったところ、完全予約制ですが、人気すぎて予約はまったく取れないそうです。
まだまだ勢いのある上海の“今”を肌で感じた瞬間でした。 その時に撮った写真がこちらです。⇩⇩

以前このブログでもご紹介しましたが、日程が近づいてまいりましたので、改めてご案内させていただきます。
8月21日(木)の1日限定で、大阪・関西万博の西ゲート近くにある「TEAM EXPOパビリオン」で、三笠が奈良県立医科大学と共同開発したリハビリ用トレーニンググローブ『にぎる君』を展示させていただきます。
この『にぎる君』は、経済産業省・近畿経済産業局が主催する「関西ものづくり新撰」において、光栄にも“審査員特別賞”を受賞した注目の製品です。
当日は、写真のような展示ブースにて、モニターで『にぎる君』の特長や開発背景を紹介する映像を流しながら、実際の製品も手に取ってご覧いただけるよう準備を進めています。
この日に、大阪・関西万博へお越しの方は、是非お立ち寄り頂ければと思います。
この8月21日の大阪・関西万博、当初は行く予定はありませんでした。
ところが、「本社から誰か交代で入ってほしい」と西日本の所長から連絡があり、急遽私が行くことに。
事前に調べた情報では、写真の展示スペースはなんと!半屋外とのこと。これは間違いなく暑そうです。
当日は私・工場長・所長の3人で交代しながら、暑さに負けず対応する予定です。
そして、その直後に大阪メトロが止まり、帰宅難民が発生するというニュースも飛び込んできました。
当日は、南野トラブルも無いことを祈るばかりです。
せっかくなので、前回見られなかった予約無しでも入れるパビリオンをチェックしておきたいと思います😄
浙江省諸暨市で行われている靴下専門の展示会を見て来ました。
ここは「世界一の靴下生産地」として知られ、特に大唐街道は“国際ソックスの都(国际袜都)”と呼ばれています。
年間生産量は約250億足にのぼり、中国全体の7割、世界の3分の1を占める規模を誇る、まさに靴下産業の中心地です。
今回訪れたのは、9月9日から11日まで開催されている 「第19回 中国・大唐国際襪業博覧会(CIHIE 2025)」。
会場には200社以上が出展し、靴下やパンティストッキングから原材料、最新の生産設備まで、業界全体を網羅した展示が並んでいます。
テーマは「新動能・新質造」。ファッション化、機能化、デジタル化、国際化、グリーン化といった五つの改革を同時に推進する姿勢には大きな刺激を受けました。
特に印象的だったのは、日本ではすでに姿を消してしまった靴下編機メーカーが10社以上出展していたことです。
外観がイタリア・ロナティ社の編機とよく似たものも多く、模倣と感じる部分もありましたが、それでも現地のニーズに合わせて改良を重ね、市場で競い合っている点は評価すべき現実です。
そして大きな収穫は、奈良で建設中の新工場の体験型オープンファクトリーに導入したら面白いと思える機械を見つけられたこと。
カタログや図面だけでは分からない操作性や仕上がりを、現場で直接確認できたのは非常に有意義でした。
私たちが目指すのは大量生産ではなく、“高品質・高付加価値”のものづくり。
その理念に沿った設備を見極めることが、これからの工場づくりにおいて欠かせません。
これからの三笠のものづくり、そして新しい工場づくりにしっかりと生かしていきたいと思います。
私たちが取り組んでいる「めんかちゃんプロジェクト」の収穫祭を開催いたします。
今年も綿花の実りを祝い、子どもから大人まで楽しめる企画をご用意しました!
📅 日時:2025年10月13日(月・スポーツの日) 午前10時~ 📍
場所:大和高田市市場・市役所通りを市役所の先のスターバックスを当麻寺方向へ直進で約400m、左手スズケン様の手前です。
三笠の新工場を建設中ですが、その先に駐車場があります。
✨ 当日のプログラム ✨ 橿原神宮の神主さんによるご祈祷
ふわふわに実った綿の収穫を体験
「リアルめんかちゃん」とのふれあい みんなで楽しめるゲーム企画
ここでしか手に入らない限定「めんかちゃんグッズ」販売 オリジナル靴下のお土産つき 🎁
ご家族やご友人をお誘い合わせのうえ、ぜひ遊びにいらしてください!
一緒に“綿花のまち”大和高田を盛り上げましょう。
👉 お申し込みはこちらから → 【ココをクリック!!】

先週の金曜日に中国から帰国し、慌ただしい日々を過ごしています。
本日は本来プライベートでお休みをいただく予定でしたが、中止となり、少し時間に余裕ができましたので久しぶりにブログを書いています。
今回の出張では、上海にある検品工場のすぐ近くにある「映画村」を訪れる機会がありました。
ここは木村拓哉さん主演のドラマ 『華麗なる一族』 のロケ地にもなった場所で、日本の映画やドラマでもたびたび使われているそうです。
私が訪れた時には、中国国内で話題となった「南京大虐殺」をテーマにした映画の撮影現場を実際に見ることができました。
リアルなセットや演出に触れ、改めて映像作品が歴史を伝える力の大きさを実感しました。
仕事の合間にこうした場所を訪れると、普段の業務とはまた違った視点や刺激を受けることができます。
今回も良い経験となりました。

10月13日、三笠新奈良工場の隣で開催した 「めんかちゃんプロジェクト」第4回収穫祭の様子を動画にしました。
橿原神宮の神主様による収穫の儀から始まり、 綿花の摘み取り体験や、糸紡ぎ体験をご覧ください。
今年も温かく、にぎやかな一日となりました✨ 奈良に受け継がれてきた綿花栽培の伝統を、次の世代へ、そして世界へ。
地域の皆さんと共に育んできたこのプロジェクトの“今”を、ぜひご覧ください🌾
昨日は、繊研新聞の記者の方が来社され、 11月11日「くつしたの日」に掲載される特集記事の取材を受けました。
「くつしたの日」は、靴下業界にとって一年に一度の特別な日。
これまでの取り組みや、新奈良工場の構想、 そして日本のものづくりを世界へ発信していく想いなどをお話しさせていただきました。
当日の特集には、私のイチオシ商品も取り上げていただく予定で、三笠の カラー広告も掲載されます✨
ぜひ、**11月11日発行の繊研新聞「くつしたの日特集」**をお楽しみに。
靴下に込めた日本の技術と情熱を、紙面を通して感じていただければ嬉しく思います。
昨日は、新工場の建築現場で行われた定例会に出席しました。
現場に足を踏み入れると、ついに鉄骨が組み上がり、建物全体の骨組みが姿を現していました。
図面で見ていた大きさとは違い、実際に目の前に立つと迫力があり、 「この規模の工場が本当にできるんだ」と胸が高鳴りました。
定例会のあと、現場の方に案内していただき、 建物内部の3階部分に上がって見学することができました。
鉄骨の間から差し込む光と、建設途中ならではの空気感に触れ、 完成後の姿を想像すると自然とわくわくしてきます。
(写真は、そのとき撮影していただいたものです。) 私の後ろには、ちょうど紅葉が見頃を迎えた二上山が美しく広がり、 思わず見入ってしまうほどの絶景でした。
完成後、屋上からどんな景色が見えるのか——今からとても楽しみです。
予定どおり工事が進めば、 2026年2月3日に安全な状態で上棟式を迎えられる見込みとのこと。
その日を想像するだけで、またひとつ楽しみが増えました。
今朝のジョギング終了後は、約2カ月ぶりに橿原神宮と神武天皇陵を参拝しました。
静かな朝の空気の中を歩きながら、久しぶりにこの場所に戻ってこられたことに、 不思議な清々しさを感じました。
今回は、大和高田で建設が進む新工場の進捗をご報告するとともに、 来年2月に執り行う予定の上棟式が無事に迎えられるよう、しっかりとお願いもしてきました。
橿原神宮は“日本始まりの地”とも言われる特別な場所。
その神域で新たな挑戦の成功を祈る時間は、 まるでプロジェクトが歴史の流れの中へとつながっていくような、 深い意味を感じさせてくれました。
昨日は、朝から近所の公園に行き軽くジョギング!一汗かいた後に、途中にあった日本人経営?
の家系ラーメン屋さんが気になり店へ入ると日本人家族連れで結構混雑していました。
価格も味も日本並みでしたのでまた行きたいと思います。
午後は暇だったので、ドライブを兼ねて浦東空港へ日本本社の営業課長を迎えに行き、ホテルへ
チャックインの後、一緒に夕食しながら打ち合わせしました。
ところで、私の住んでいるマンションの最寄りの駅「娄山关路」は地下鉄2号線なのですが、
東は浦東国際空港と西には虹橋空港第2ターミナルと虹橋ターミナル駅を結ぶ路線で、
途中には上海市の中心「人民広場」リニアの駅「龙阳路」金融中心やテレビ塔のある「陆家嘴」
も通る大動脈です。私も良く利用するこの地下鉄2号線が、大混雑で朝は入場規制される位混雑
していて、最近では万博の影響で夜10時前後も大混雑しているらしいのです。
万博のあとに陸家嘴や外灘、南京路などに出かけるためとみられていて、特に夜10時前後の
南京東路駅の混雑はかなりひどいという事です。
写真のような状況で、夏は臭いもキツイし出来れば乗りたくありません。
本日5月17日の繊研新聞一面広告に掲載させて頂きました。(下の写真)
弊社のデザイナーさんが作成した可愛らしい作品になっているので是非見て下さい。
紙面(6)のインナーファッション2023年秋冬にも三笠の記事が載っていますので、繊研新聞を見て下さい。
昨日は、伊丹空港発の最終の羽田行きで帰宅!飛行機の中で熟睡出来たので、今朝は普段通りに朝のジョギングにも行って元気ハツラツです。
NHKおはよう関西にて放映され奈良工場や本社そして奈良県立医科大学様へのお問い合わせを多数頂いております。🙇
発売へ向け最終段階のテストを行い着用し易い様に右・左や外・内の表記を入れたりMIKASAのロゴを入れたりの調整を行っています。
6月18日・24日・30日のいずれかの大安を発売日に設定する様に最終調整し準備をしています。
今暫くお待ちください。
そして明日は、またふたたびの奈良へ
新年明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
皆様のお陰をもちまして、無事に新春を迎えることができました。
心を新たにスタッフ一同、一層気持ちを引き締めて、皆様のご愛顧にお応えできるよう努力して参りたいと存じます。
今年 株式会社三笠は、創業63年目を迎えました。
巳年にちなんで、スタッフ一同 蛇のようなしなやかさと粘り強さを持ち、目標に向かって邁進して参ります。
今後とも倍旧のお引き立てをお願い申し上げます。

2025年の幕開けにあたり、昨年の皆様からのご支援とご愛顧に改めて感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、奈良県立医科大学の医療学会での出展を通じてニット製品による医療器具の活用の可能性を感じることができました。
また、ドイツ・ミュンヘンで開催されたスポーツ用品の展示会ISPOに3年連続で出展し、世界の多くの方々に日本製靴下の魅力をお届けすることができました。
2025年は、これまで以上に「次世代へ夢と可能性をつなぐものづくり」を追求してまいります。
26年春には、奈良県大和高田市に靴下オープンファクトリーを完成予定です。
この工場では、靴下の製造過程を公開し、子供から大人まで幅広い世代がものづくりの楽しさを体感できる場所を目指します。
さらに、地元の歴史や文化と調和した取り組みを進め、地域に根ざした企業として社会貢献に努めてまいります。
また、海外市場へのさらなる挑戦の年でもあります。
これまでに築いた海外基盤を活かし、日本製品の品質と技術力を世界に発信し、より多くのお客様に愛されるブランドを目指します。
本年も変わらぬご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
そして、皆様にとっても希望に満ちた一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
本年も株式会社三笠をどうぞよろしくお願い申し上げます。
今回の中国出張では、上海市郊外の松江区にある検品工場も訪問しました。
この工場は、2007年の立ち上げ当初から三笠の物流センターが現地指導を行い、共に品質向上に取り組んできた長い歴史があります。
現在でも、当時から在籍している作業員が多く在籍しており、顔なじみのスタッフと再会するたびに親しみを感じます。
今回は、中国からの輸出で最も重要とされる「検針工程」の様子を動画で撮影してきました。
マニュアルに従い、製品を5個ずつ検針機に通します。1台目では横方向に、2台目では縦方向に検針を行い、その後、金属探知機を通して最終確認をしています。
長年の積み重ねが、こうした丁寧で確実な品質管理体制に繋がっていると改めて実感しました。
昨日、3泊4日の中国出張から戻ってきました。
今回もスケジュール観光させて頂きあっという間に終了した感覚です。
中国国内は景気減速していると言われていますが、上海三笠のオフィス周辺では今なお開発工事が急ピッチで進んでおり、その勢いに驚かされます。
一方で、少し目を凝らすと、以前にホテルやショッピングセンターだった所が、廃墟なった建物も多く点在しており、今後の中国経済の行方が世界全体に与える影響を考えると、やはり一抹の不安も感じます。
そんな中、週末には上海随一の観光地「外灘(バンド)」から「南京路」までを歩いてみました。
観光客で溢れかえる活気ある通りには、かつてのような日本企業の看板はほとんど見かけなくなっていましたが、ギラギラと輝くネオンは健在で、どこか非日常の華やかさに包まれていました。
表面的な賑わいの裏にある社会の変化を肌で感じる、今回も刺激的な出張となりました。
そして、今回の一番の目的である上海マンションから全ての荷物を事務所へ運びました。
本日上海スタッフがマンションの解約手続きをしてくれています。
ちょっと寂しい気分です。
今日は朝から大阪・関西万博の会場に来ています。
私たち三笠の展示ブースは、西ゲートから入って大屋根リングとは反対側、会場のすみっこにある「L03」に位置しています。
少し隠れ家のような場所ですが、そこに確かな技術とこだわりが詰まった製品たちが並んでいます。
今回は“1日限り”の特別展示。近畿経済産業局の「関西ものづくり新撰」に選ばれた企業と、その受賞製品が一堂に会しています。
三笠からは、審査員特別賞をいただいたリハビリ用手袋「にぎるくん」を出展。
普段はなかなか触れる機会の少ない製品を、来場者の皆さまに直接ご覧いただける貴重な場となっています。

羽田を朝6時30分に出発し、伊丹空港から直行バスで万博会場へ。西ゲートで入場パスを受け取り、9時過ぎには会場に到着しました。
しかし、バス停から展示会場まで歩くだけで汗が吹き出すほどの暑さ!しかも展示スペースは半屋外で、頼りになるのはスポットクーラーだけという、なかなかハードな環境です。
今は一息ついて、関係者専用の休憩所でこのブログを書いています。
ここは冷房が効いていてまさにオアシス(笑)展示の合間の大切な時間です。
この後は、夜9時まで工場長・所長・そして私の3人で交代しながら、最後までしっかりと「にぎるくん」をご紹介していきます。
暑さに負けず、ものづくりの力を伝える1日。
どんな出会いが待っているのか、楽しみです。
昨日は関空から飛んできた工場長と、上海浦東空港で無事に合流しました。✈️
到着便は事前に時間を合わせて予約していましたが、多少予定より遅れたものの問題なく合流することができました。
空港からは、私のアテンドで、リニアモーターカーと地下鉄を乗り継ぎ、上海事務所へ。
かつては最高時速431キロを誇っていたリニアですが、現在は300キロ運転に抑えられ、新幹線並みのスピードに。🚄
それでも独特の加速感と安定感は健在で、車窓から流れる風景に上海のスケールを感じました。
夜は、上海スタッフが予約してくれた外灘の観光船に乗船。🚢✨ 黄浦江を滑るように進む船上から眺める夜景は、歴史的建築のライトアップと対岸の摩天楼群のイルミネーションが見事に調和し、まさに上海らしい迫力ある光景でした。
中国出張の初日から、工場長・上海スタッフと共に濃密な時間を過ごし、良いスタートを切ることができました。
ここからの行程で、さらに実りある成果を期待しています。

本日発行の繊研新聞に、三笠の記事が掲載されました。
先日の「めんかちゃんプロジェクト 収穫祭」で取材いただいた内容が中心で、 当日の様子や綿花栽培を通じた地域とのつながりについて紹介されています。
記事の中では、来年7月に完成予定の新奈良工場についても触れられており、 「地域に開かれた体験型オープンファクトリー」としての構想や、 さらには海外展開の強化に向けた取り組みにも言及されています。
こうして取材を通じて私たちの活動を広く知っていただけることは本当に嬉しく、 改めて“奈良から世界へ”という想いを強くしました。
今後も、地元の皆さまとの連携を大切にしながら、 日本のものづくりの魅力を国内外へ発信していきたいと思います。

来週、10月29日から11月3日までの間、お休みをいただき、カナダ・バンクーバーへ一人旅に行ってきます。
“一人旅”とはいえ、現地には約40年前からの知人が仕事で長期滞在しており、今回はその方を訪ねる旅でもあります。
彼と出会ったのは鎌倉で、現在の私の義理の弟に紹介されたのが最初でした。
私より年下ですが、帰国子女なので若い頃から国際的な感覚を持ち、行動力にあふれた人物でした。
その後、彼がロサンゼルスに留学していた時期に私が訪ね、 ロサンゼルスやサンディエゴ、さらには国境を越えてメキシコのティファナまで オープンカーで案内してもらったこともあります。
あの青い空と風を今でも鮮明に思い出します。
その後、長い間お会いする機会はありませんでしたが、 約2年前からビジネスコンサルタントとして契約し、再び一緒に仕事をする関係となりました。
そして今年の8月には、**ニューヨークの展示会「NY NOW」**でも共に活動し、 改めて彼の洞察力と国際感覚の鋭さに刺激を受けました。
今回は、彼が滞在しているバンクーバーを訪ね、 これからの海外展開やブランド戦略について、じっくり話をする予定です。
日本での出会いから、アメリカ、そしてカナダへ――。 40年という年月を超えて再びつながったご縁が、今の三笠のグローバル展開を後押ししてくれています。
この旅で得られる新しい視点やインスピレーションを、また未来のものづくりに活かしていきたいと思います。
今回の受賞については、業界紙の 繊研新聞・繊維ニュース でも大きく取り上げていただきました。
前回の社長ブログでは作品写真を掲載できていなかったため、 今回は 繊維ニュースさんに掲載された記事 をご紹介します。
山本合一 技術者が制作した 「ami kiriko+染」 は、 切子ガラスをイメージした独創的なパターンと、 奥行きのある色彩表現、そして横編みの技術を生かした立体的な風合いが特徴です。
見る角度によって表情が変わるこの編み柄は、 ホールガーメントならではの表現力と、 山本の長年の経験と感性が融合した、まさに“技術の芸術作品”。
審査員の皆さんからも 「まるで芸術品のよう」 と高い評価をいただきました。
今回の受賞は、技術者一人の功績にとどまらず、 三笠全体のものづくりの姿勢と、技術の積み重ねが結実したものだと感じています。

昨日は、本社朝礼にて、経済産業大臣賞を受賞した山本さんへ改めてお祝いをお渡ししました。
受賞の瞬間の喜びをスタッフ全員で共有しつつ、その後は横浜物流センターへ一緒に移動。
物流メンバーの前で、山本さん自ら**受賞作品「ami kiriko+染」**のこだわりを説明してくれました。
実物を前にして見ると、やはり“切子ガラスの輝き”が靴下とは思えないほど美しく、 スタッフの皆さんからも「これはすごい…」と感嘆の声が上がりました。
午後は、前日の野毛での祝賀会に参加できなかったスタッフを連れて、ささやかなランチ会へ。
受賞者を囲んで笑い声が絶えず、山本さんも終始ニコニコ。
受賞作品の裏側の苦労話や「実は家の風呂場で染めて汚して大変だったんですよ」という小ネタも飛び出し、 あっという間の楽しいひとときとなりました。
最後は山本さんにゆっくり帰路についていただき、 今回の快挙を改めて実感した一日となりました。
技術を磨き、仲間と喜び、次につなげていく—— これぞ“三笠のものづくり”だと感じています。
奈良の新工場建設地で、思いがけない“歴史からの贈り物”が見つかりました。
建設前の発掘調査で、なんと古墳時代に使われていた三つの井戸が確認されたのです。
※古墳時代=3世紀後半から7世紀ごろまで(近くには、5世紀前半に作られた築山古墳があります。)
しかも驚くべきは、その井戸の水温。 一年を通して“約15℃”を保つという、まるで天然の冷水装置のような存在でした。
専門の業者さんに調査を依頼したところ、 「この安定した水温なら、工場の冷房や設備冷却に“再利用”できますよ」 という、歴史ロマンあふれる答えが返ってきました。
弥生時代の井戸が、二千年の時を超えて 令和の最先端オープンファクトリーの一部として再び息を吹き返す—— そんな夢のあるプロジェクトが、今まさに動き出しています。
すでに専門業者さんとも契約を交わし、この“古代の資源”を現代技術でどう活かすか、具体的な設計に入っています。
そして先日、工場長がドローンで撮影してくれた最新動画を見て、思わず声が出ました。
ついに—— 新工場の“輪郭”が、はっきりと姿を現してきたのです。
上空からの映像は迫力満点で、 「え、これ本当に三笠の工場!?」 と自分でツッコミたくなるほど(笑) すでにワクワクを通り越して、少し感動してしまいました。
建設が始まってから、土地の問題や天候、発掘調査など 本当にいろんな壁にぶつかりました。
そのたびに工期は伸びていき、正直「間に合うのか…?」と心配した時期もあります。
でも—— いま形が見えてきた新工場は、その時間の分だけ“重み”と“期待”が増している気がします。
柱が立ち、骨組みがつながり、建物の影が地面に落ちる。
そのひとつひとつが「未来の三笠」を形づくっていくようで、 画面を見ながら思わず胸が熱くなりました。
ぜひ“空から見る新工場”を体験してみてください。
これからどんな姿に仕上がるのか、私自身も本当に楽しみです。



















